経済協力開発機構における国際動物保護委員会(International Council on Animal Protection in OECD, ICAPO)と医薬品プログラムにおける国際動物保護委員会(International Council on Animal Protection in Pharmaceutical Programmes, ICAPP)は、ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(Humane Society International, HSI)を含む動物保護団体が、経済協力開発機構(Organization for Economic Cooperation and Development, OECD)、医薬品規制調和国際会議(International Conference on Harmonization, ICH)や動物用医薬品の承認審査資料の調和に関する国際協力会議(Veterinary International Cooperation on Harmonization, VICH)のもと、一同に会する世界各地域の化学物質や医薬品の規制当局と交流をもつための統括組織である。
OECDは、化学物質の試験、表示方法及び規制を含む様々な分野において国際的整合性を促進するための34カ国間の経済協力体制である。ICHとVICHは、人間や動物のための医薬品の安全性、効果や品質を保証するために、試験の要件やアプローチの国際的な整合化を進めるために、世界の三つの主要な医薬品市場であるヨーロッパ、日本及びアメリカの政府規制当局や業界団体を引き合わせ、三か国間で対話をするための組織である。
この三つの組織全てが、未だに非人道的で時代遅れの動物を用いる方法に頼った、影響力が強いテストガイドラインを発行し続けている。ICAPOやICAPPPを通して、HSIは、人間や環境に対する化学物質や製品の危険をより適切に評価でき、かつより人道的で高度な試験ツールや戦略を促進し、動物実験を代替し、削減し、動物の苦痛を軽減するよう働きかけている。
詳しくはこちらから(英文):icapo.org.